チョコレボガーナプロジェクト

1.リコーがカカオ?さあガーナへ旅立とう!

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 今回のガーナへの旅立ちは、ある日、環境経営で有名な(株)リコーが「ガーナでカカオをつかった森林再生プロジェクトの支援をしている」ということを知ったのがきっかけでした。 私はいつも、日本にある『人と地球にやさしいチョコ』を応援しながらも、西アフリカの子ども達やカカオ生産者のことを気にしていました。一度は自分の目で確かめたい──。そんな思いを抱いていたときに、偶然知人を介して知り合ったのが、そのリコーの環境社会貢献担当の岸 和幸さんだったのです。「森のくまさん」と親しまれている岸さんは、自然や生命への深い思いを本気で仕事に活かしている方。すぐにチョコレボの活動を理解してくれ、意気投合。そして、そのプロジェクトの内容を聞くうちに、次のカカオ収穫時期の視察に同行しないかと誘っていただいたのです。 そのガーナ・カカオプロジェクトとは、生物多様性の保全を専門とする環境NGOコンサベーション・インターナショナル(CI)によるもの。現地CIガーナの代表・オキアミさんをはじめとしたガーナの人びとの尽力により、森を守りながらカカオを栽培し、フェアトレードに取り組んでいると聞き、それが私の関心事となりました。 また、現地の森林で守られている動物“マルミミゾウ”や“ダイアナ・モンキー”の名前も、とても魅力的な響きでした。 リコーの活動「人と多様な生き物が共生できる森づくり」をめざして
出発に向けて、CIコーディネーターの田村 陽子さんには、フェアトレード組合はじめ現地との連絡など大変お世話になりました。 そして11月24日、オキアミさんに会ってみたい! という気持ちを胸に、私にとって初めてとなるアフリカのガーナに出発したのです。
ガーナまでの路のりは遠く、飛行時間だけでも19時間ほど。アクラ空港での着陸時、機内から一斉に拍手が上がった時は、エンタテインメントのような期待感でいっぱいでした。 注)ヴィザの申請には、黄熱病の予防接種が必要。 黄熱病とは、ガーナで没した野口英世が研究に命を捧げた病気です

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