チョコレボとは

Choco-Revo!! = Chocolate Revolution

「チョコを選べば、世界が変わる。」を合い言葉に、チョコを楽しむ私たちだけでなく、 原料のカカオをつくる人、 チョコをつくる人や売る人、 みんなが笑顔になれるよう・・・チョコでつながる人みんなで世界を変えていこうというムーブメントです。「人と地球にやさしい」チョコレートを通じて、やさしい気持ちがつながり、森が広がることを目指しています。

どうして、チョコレボは 始まったのですか?

日本に輸入されているカカオの多くは、西アフリカのカカオ農園でつくられています。
その西アフリカのカカオ農園で、安い労働力を求めるあまり、25万人以上もの子どもたちが厳しい労働環境で働かされているという報告が、近年ILO各国の主要なメディアからなされています。

また、この地域の熱帯雨林は近年の開発により、加速度的に失われつつあります。
絶滅危惧種をはじめとする生物多様性の問題や、農薬の使用による地域環境汚染や住民の健康への影響なども問題視されています。
甘くおいしいチョコレートの原料、カカオ。 そこにはビターな現実もあるのです。

その一方で、生産者が健康で安全に仕事ができるようにサポートしたり、 中長期にわたって安定した正当な対価を約束するといった、 人にやさしいカカオ作りを推進するフェアトレードなどが注目され始めています。
森を守りながらカカオを育てたり、有機農法を取り入れたりするなど、 地球にやさしく育てられたカカオも、少しずつですが流通し始めています。

チョコレボは、カカオのビターな現実を変えていくためにも、 このように人と地球にやさしい方法でつくられたカカオを活かした チョコレートが、もっと世の中に広まるようにしていこうという 考えから始まりました。

普通のチョコは、買わない方がいいんですか?

ビターな現実を知った人々のなかには、「普通のチョコは買わない方がいいのかも」と 思われる方もいるでしょう。
しかし全てのチョコの原料に問題のあるカカオが使用されているわけではなく、 (実際に全てのカカオに問題がないか確認するのはとても困難です)
チョコレボのキャンペーンでは、チョコのボイコット(不買運動)は呼び掛けていません。
チョコレボは批判やボイコットではなく、消費者と企業のポジティブな連鎖反応を 目指しています。

あえて、チョコに絞ってアクションをはじめたもう一つの理由。

私たちにとって、とても身近な製品でありながら、その生産プロセスが あまり知られていないのがチョコレートです。
製品が手元に届くまでに、どれだけの人々の手が関わっているか、 世界の人々や環境と私たちの暮らしがいかに密接につながっているのか、
その気づきを与えてくれる商品。それがチョコレートだと私たちは考えました。

また、あえてチョコに特化することにより、小さくても確実な変化を 生み出すことができるのではないかと考えました。
そうした小さくてもポジティブな変化を創り出すプロセスを多くの人と 共有することで、持続可能な社会作りに向けて、自分でも何かしてみたいと考えている人たちが、前向きな気持ちで一歩を踏み出すきっかけをも 作りたいと考えています。

Vision

チョコにとどまらず、いろいろなものを選ぶ時に、その製品が誰によって、どんな状況で作られたものなのか想像してみる、 ちょっとステキな人を増やしたい。
提供する製品、サービスに関わる全ての人が幸せになれること、環境にも優しい形でビジネスを行っていくことを大切にする、 ステキな会社も増やしたい。

チョコをきっかけにして、そんなステキが溢れたハッピーな世界を、 皆さんと一緒につくっていきたい。
チョコレボは、チョコからはじまる変化の先に、そんな世界を見ています。

団体概要
名称 一般社団法人チョコレボ・インターナショナル
目的 当法人は、グローバルに繋がる経済・社会の様々な問題に対し、人と地球にやさしい持続可能な経済成長や社会発展に貢献することを目的として活動を行う。持続可能で革新的な製品・サービスや働きがいのある仕事を創出しようとする企業との協働を進めると共に、共感を持ち支援を行う顧客層の発掘と啓発を行い、両者を結びつけ共創関係を築く。また、活動の推進により「国連ミレニアム開発目標(MDGs)」が達成されることに対する協力を行うことを目的とする。
事業内容 (1)持続的社会の発展に寄与する製品・サービスの開発や購買層への啓発
(2)環境・BOPのビジネススキームの提案、構築
(3)勉強会、講演会、交流会等の会合・イベントの開催
(4)前各号に掲げる事業に附帯又は関連する事業
所在地 東京都渋谷区南平台町6−4−202
設立年月日 平成23年10月6日
代表理事 星野 智子
専務理事 岸 和幸
理事 星野 智子
岸 和幸
山口 紀代子
監事 小林 国利
顧問/アドバイザー
特別顧問 炭谷 茂
(財)地球・人間環境フォーラム 理事長/社会福祉法人恩賜財団 済生会 理事長

野中 ともよ
NPOガイア・イニシアティブ 代表

アドバイザー 浅葉 克己
アートディレクター/学校法人桑沢学園 桑沢デザイン研究所 所長

足立 直樹
(株)レスポンスアビリティ 代表取締役/企業と生物多様性イニシアティブ 事務局長

市瀬 慎太郎
イーソリューション(株)代表取締役/NPO法人そらべあ基金代表理事

上田 壮一
一般社団法人Think the Earth 理事、プロデューサー

川廷 昌弘
博報堂DYメディアパートナーズ/社団法人CEPAジャパン代表/IUCN-CEC(国際自然保護連合 教育コミュニケーション委員会)

鈴木 りえこ 
NPO法人ミレニアム・プロミス・ジャパン理事長

竹村 真一
文化人類学者/京都造形芸術大学教授