チョコレボのパートナーであるガーナの有機カカオ生産者組合は、ガーナで初めての有機認証取得団体です。
2015年8月27日、25人の有機生産者がチョコレボ主催のワークショップに参加しました。
今回のワークショップで、生産者は主に有機栽培地の認証と評価について学びました。
栽培農地の認証を取得するためには、最低3年の間、土壌を無農薬で維持しなければなりません。
さらに認証取得後も厳しい規定があり、その土地だけでなく、隣接する農家や一般家庭、道路等で農薬や化学物質が使われることを防ぐ必要があります。つまり、近隣農家同士の協力関係が不可欠となります。
参加者達からは、日常の作業と近隣との協力が、認証を維持するために重要である事をあらためて再認識したという感想が寄せられました。それらの感想からも、大勢が集まって意識を共有する、こうしたワークショップの有効性が伺えました。
また、ワークショップの最後には、新しい有機除虫剤散布用スプレーを渡しました。
スプレーは、組合員が自ら作っているニーム(植物)を使った除虫剤を撒くためのものですが、数台を大勢で使い回しているので、すぐにだめになってしまうのだそうです。
引き続き、チョコレボの生産者ワークショップでは、新しい講師や別のグループ参加者をアレンジし、有機栽培地の境界線での注意点から収穫後のケアまで含めて、学びの場を広めて参ります。