チョコレボ ガーナプロジェクト

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チョコレボ ガーナプロジェクトとは
アフリカをはじめとした途上国の環境保護と貧困問題の解決は、今や世界的な課題です。私たちはチョコレートから出来ることを考えてきました。
世界のカカオの約8割を生産している西アフリカ。私たちはその中でも日本に輸入されるカカオの多くを生産するガーナにまず注目しました。
チョコレボ ガーナプロジェクトは、そんなガーナで「人と地球にやさしい」 カカオを育てる生産者を応援するプロジェクトです。

チョコレボ実行委員会では、2007年より数回にわたり代表星野智子をはじめ数名のスタッフ・関係者が、カカオ生産の本場ガーナにおいて、オーガニックやアグロフォレストリーに取り組む生産者のコミュニティやNGOなどと情報交換し関係構築を進めて参りました。

現在、ガーナでは一部の地域で森林と生態系を守るアグロフォレストリーやオーガニックのカカオが育てられています。中には適正な方法で栽培がなされることで収穫効率は向上し、生産者の暮らしが以前よりも安定するなど成果を上げている事例もあります。しかしその一方で、森林や土地に負荷をかけたり、過度に農薬を使用してしまうことで収穫が安定せず、生計に苦しむ生産者もまだ多く存在しており、学校に通いたくても通えない状況にある子どもたちもたくさんいます。

チョコレボは、人と地球にやさしく、かつ安定した収穫を期待できる農法・技術を広めることをサポートし、子どもたちが前向きに学校にも通えるような、健全なコミュニティの発展を応援していきます。また、そうして生まれたカカオからつくられたチョコレートをもっと多くの人に知って、味わってもらいたいと考えています。

そこで2009年よりガーナにおける具体的なサポートプログラム開始の可能性を探りはじめました。現地パートナーとしては、ガーナで最も早くオーガニック認証を取得し志の高いオーガニックカカオ生産者協同組合COFA(Cocoa Organic Farmers Association)の皆さんから始めることにしました。まずは私たちに無理のない範囲で支援でき、かつ現地でも必要とされる活動を!という観点から、協同組合の皆さんと話し合いを重ね、オーガニック生産者への「苗木用のタネ配布アクション」と「生産者コミュニティ交流プログラム」を第一段階のアクションとして2010年から開始しています。

プロジェクトの概要
チョコレボ ガーナプロジェクトの第一段階として、チョコレボ実行委員会は以下のような活動を行なっています。
1.苗木用のタネ配布アクション
2010年9月には、25,000本分のカカオの苗木を準備しました。

オーガニックのカカオ栽培においても、カカオの木自体が年を重ねると次第に衰え、生産効率は低下します。
ガーナには50年以上も経過している木が残っており、新しい苗木に植え替えていく必要がありますが、COFAではオーガニックの苗木を購入する資金が不足していました。

チョコレボ実行委員会では、今年も皆様からのご支援を頂き、COFAで新しい苗木を配布できるようアクションを推進して参ります。(2011年実施予定)

2.生産者コミュニティ交流プログラム

ガーナでは、オーガニックやアグロフォレストリーによるカカオ栽培が徐々に成果を出しつつあります。しかしながら、まだ多くの地域には情報格差もあり、化学肥料を使用した農法に頼る生産者や、技術向上になやんでいる生産者がいます。チョコレボでは、人と地球にやさしい農法を周辺やその他のエリアにも広めていくべく、ガーナ政府やガーナ・ココボード(ガーナのカカオ生産から輸出の全てを管理運営する機構)などと連携し、モデルケースとなる地域のプロモーションや、生産者同士の交流を促進し、森を守る生産者育成を推進する活動を行なっています。(2010年には、ココボードの公認プロジェクトになりました。)

3.その他プログラム実施にあたっての事前準備、現地との調整、活動資金の確保、事務局運営活動など

チョコレボ実行委員会は、2010年9月 ガーナでNPO法人として登録いたしました。Team Choco-Revo Ghana

*チョコレボ実行委員会では本プロジェクトへのご支援、ご協力をお願いしております。
お問い合わせ先:チョコレボガーナプロジェクト 

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